イタリアナポリで行われているユニバーシアード競技大会。サッカーの準決勝をオリンピックチャンネルで視聴しました。
我が日本の相手は地元イタリア。今大会はこれまで何も見てなかったので、どんなサッカーなのか楽しみに見てみました。
イタリア 3-3 日本 4PK5
前半の流れ
並びは4-4-2。20番の児玉選手が一列後ろで4-5-1のような形になっていましたが、基本2トップのように見えました。スタメンは以下の通りです。
開始から日本がペースを握り、相手陣地で試合を進めます。
しかし、20分過ぎにイタリアに攻められると、24分には与えたCKからオウンゴールで先制点を献上。イタリアはワンチャンスで先制点を獲得しました。
日本は直後の28分に小柏選手のクロスに児玉選手が合わせて同点ゴール。下に図を書きますが、とても素晴らしい連携で奪った同点ゴールでした。
前半は失点したところ以外は日本がペースを握りましたが、逆転ゴールは奪えず1-1で折り返しました。
後半戦開始
後半からイタリアは少し強度を上げて立ち上げてきました。
若干日本が受けに回りますが、58分に逆転ゴールをゲットします。高い位置を取っていたイタリアの右サイドバックの裏を縦パス一本で取り、13番小柏選手が抜け出してパスを受けるとそのまま逆サイドに流し込んで決めました。
さらに62分、右サイドハーフの11番金子選手が中央にポジションを取り、バイタルエリアでパスを受けると左足一閃。綺麗なミドルシュートが突き刺さり3-1。一気にアドバンテージを得ます。
しかし終盤に入ると足が止まり気味になり、79分にはアーリークロスをGKが前に出るも相手に先に触られて失点。さらに後半アディショナルタイムには2番の中村選手(だったと思います)がエリア内でハンドリングのファールでPKを献上し、土壇場で追いつかれてしまいました。
激闘の末PK戦へ
この大会は延長がないようで、90分直後にPK戦となりました。
日本は2番目のキッカーが止められてしまうものの、イタリアの2番手と6番手のキッカーがミス、激闘に終止符が打たれました。
試合展開はどうだったか
ファイナルに進むことはできましたが、反省点の多い試合だったように思います。
チャンスがとてもありましたが、仕留めきれない場面が目立ったように思います。
7分には17番角田選手のミドルパスに19番の林選手が抜け出し決定機を迎えるものの決めきれず。2点目を奪った直後には11番金子選手が素晴らしいクロスに対しドフリーながら枠に飛ばせず。イージーな場面だったので決めてもらいたいところでした。
流れとしても、60分過ぎで3-1であれば(それはとても素晴らしいのですが)、そのままゲームをクローズしたいですね。
また、GKの阿部選手、PK戦はあまり”止める”という雰囲気を感じることができませんでした。結果2本とも相手のキックミスで助けられています。GKは雰囲気も大事ですから、オーラを身につけて欲しいですね(私は身につけ方がわかりませんが…)。
注目選手!
13番小柏剛選手!
明治大学3年生のようです。JFAのページではFW登録になっていますが、左サイドハーフを務めていました。
スピードがありドリブルもあり、クロスもビシビシ入れていて素晴らしいプレーでした。まだ内定Jクラブはないのでしょうか…是非Jで見たい選手です。
松本監督のコメントに、「イタリアもターンオーバーをしてきて…」とありましたので、きっと日本の今日のメンバーはベストメンバーじゃなかったのかもしれません。次のメンバーはまったくわかりませんが、ブラジルとのファイナルはとても楽しみです。ディフェンディングチャンピオンとして臨んでいる今大会、ブラジルを倒して連覇といきたいところですね!!
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