書こうかどうか迷いましたが、同じような境遇・悩みを持っている方の参考になれば、と思いますので書き残しておきます。
7/19(金)の夜の出来事でした。
結論として、我が家の長男は一時保護所へ入所することになりました。
我が家の長男
長男はどんな人間か
現在中学生です。
非常に軽度ではありますが、発達障害気味で不安障害・強迫性障害などを抱えています。外出したあと、「鍵を閉めたっけな?」と不安に思うことなどが他の人と比べて多いタイプです。
本人に多く見られる事象としては以下の通りです。
・時間に遅れると集まりに入れない(「すみません、遅れました」と集合に入っていけない)
・自分なりの正義があり、それを曲げることはまかりならない
・事象を口頭・文章で説明することが極端に下手
・文章を読むことも苦手、テストの文章問題はあまり理解できない
*これらに該当する方が発達障害というわけではありません、あくまで我が家の長男の特徴です
しかし、長男の外見からはそういう事情は判別できません。それは、学校の先生方も同様です。
学校では「みんなと同じ」を求められ、次第にストレスを溜めていったのではないかと思います。
長男とのトラブル
そんな長男が起こした(起こし続けている)トラブルというのは、暴力的なことではありません。妻や次男、長女に対する嫌がらせや罵詈雑言をひたすら何時間も繰り返します。これが小学校中学年から数年間続いており、妻の精神的余裕はまったくなくなっていました。ほぼ毎日妻と長男の言い争いがあり、帰宅した私に叱られて収まるという繰り返しでした。長男は口では私には反抗ができないので、いつも言い負かされてさらにストレスを溜めているようでした。
7/19に起きたこと
20時頃に仕事から帰宅すると、自宅には長男しかおりませんでした。
いつものように言い争いになり、耐えきれなくなった妻は次男と長女を連れて外へ避難したようでした。限界を感じていた妻は児童相談所へ相談の電話をすると、時間外ということもあり夜間ダイヤルへ繋がり、「相談は平日日中に」とのことでした。また、緊急であれば警察へ、ということを言われたようです。
それを聞いた私は一旦児童相談所へ電話、やはり同様に夜間ダイヤルで具体的な相談はできず、警察への相談を促されました。仕方なく警察へ電話、警察官が3人我が家へ来ることとなりました。
しばらく警察官を交えて会話、正直これはまったく意味がありませんでした。何があったかの確認をしたのみで解決には繋がらず。23時半くらいまで話し合い。
警察官が帰られたあと、妻と長男と私の3人で話をしましたが、24時過ぎに長男は家を飛び出しました。これまでも叱られると夜中でも家を抜け出していたこともあり、今回も特に探す気力もなく放って置きましたが、結果補導され警察署から迎えの要請が。
明けて20日(土)AM1時過ぎ、警察署でこれまでの経緯を話し、これからの育児に自信がない旨を伝えると、警察官から「一時保護所への入所」の打診がありました。育児は積極的に行っていたことや、虐待があるわけではないことから、受け入れは難しいかもしれないが、今後のネグレクトなどの可能性を伝えれば入所となる可能性もあるとのことで、警察署から児童相談所へ連絡を入れていただきました。
3時過ぎ、入所の了承があり、そのまま連れて行ってもらうことに。警察署を長男が出発してから帰宅するように、とのことで待機。警察署へ呼び出されてから一度も長男と会うこともなく一時保護所へ出発となりました。
もう4時前になっていましたが、妻と二人で警察署を出たときの気持ちは何とも言えない気持ちでした。妻はずっと泣いていました。土日を挟んで月曜に児童相談所から連絡があるとのことでしたので、土日の2日間は「この判断が正しいのか」、「他にやりようはなかったのか」を自問自答して過ごしました。
児童相談所の担当者との面談
7/22(月)、児童相談所の担当者から連絡があり、面談依頼がありました。担当者は一時保護所にいる長男との面談を済ませてから私達夫婦との打ち合わせに来てくれ、いろいろとアドバイスをくださいました。この数年、精神科や様々な子育て相談に通っていましたが、初めて具体的なアドバイスをもらったような気がします。継続的に面談を行い、長男との関係改善のお手伝いをしてくださり、帰宅できるよう動いてくださるとのことでした。非常に安心・心が少し軽くなりました。
今後について
今一度自分達の長男への接し方を見直し、発達障害という特徴を理解し長男が早く帰宅できるようにしていきます。
頑張っていながらうまくいかない親御さん、世の中にたくさんいらっしゃると思います。
そんな親御さんには、児童相談所への相談は解決の糸口になるかもしれません。私達のようにこじれすぎる前に、相談する勇気を持って行動してもらえればと思います。
近しいお悩みをお持ちの方は是非コメントやTwitterにメッセージをください。私達が経験したことはお伝えできると思います。
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