昨日見たJ2最下位のFC岐阜、残留争いをしている栃木SCが別日の試合だったのでチェック。
たまたまそのカードが北関東ダービーということで、熱い試合となりそうでラッキーでした。
2019.9.1
栃木SC 0-3 水戸ホーリーホック
8分:福満隆貴
18分:黒川淳史
54分:小川航基
ゲーム
スターティングメンバー
栃木は4-5-1の予想スタメン。
解説の佐藤悠介さんが「普段と変えて」きたと仰っていたので、通常は3バックなのかもしれませんね。
キム ヒョン選手を1トップに据えて、大黒選手はベンチとなりました。
アウェイ水戸は夏に神戸から加入した宮選手が初スタメン。
おそらく4-4-2の布陣で臨むと思われます。
前半
両チームとも立ち上がりからロングボールを蹴り合う展開となりました。
栃木のグリーンスタジアムの芝の状態が酷く、パスを繋げるには難がありそうなため、リスクマネジメントも含めそのような展開となったと思われます。
もうひとつの要因は、栃木FWのキム選手と水戸FWの小川選手が高さに強く、両チームともそのFWの選手を軸に長いボールで攻めていこうという狙いのように見えました。
栃木が圧力をかけてスタートしたように見えましたが、8分に水戸が先制します。
ロングボールを小川選手が収め、そのパスを栃木ディフェンダーと黒川選手が奪い合うと、こぼれたところにいたのは福満選手。左足で蹴り込み、豪快なゴールとなりました。
栃木はかなりの人数が守りにいましたが、水戸の3人にゴールを奪われてしまい出鼻をくじかれてしまいます。
さらに左サイドで崩した水戸、福満選手が自分のポジションの逆である左サイドまで来て 前選手からのパスを受け、ドリブル突破を仕掛けるとエリア内で倒されてPKを獲得。
黒川選手が冷静に押し込んで栃木には痛すぎる2点目が入りました。
その後も狙いは変えずに戦ったものの、44分にFWキム選手がケガで交代。
代わって入った大黒選手は高さで戦う選手ではないので、戦術の変更が求められました。
前半はこのまま水戸が2点リードで折り返しました。
後半
キム選手を代えていることもあり、2点ビハインドながら交代なしで後半に入った栃木。次の得点を奪うことが命題でしたが、それも水戸に入ります。
54分、またも水戸は左サイドで崩すと、志知選手の低いクロスを小川選手が合わせて3点目。
志知選手がボールを受ける前に左で起点となったのはボランチの白井選手、そして得点した小川選手は完全にゴール前でフリーになる動き出し、そこにピッタリと合わせる志知選手のクロス、チームでデザインされた完璧なゴールでした。
栃木は西谷選手を下げ、枝村選手を投入します。
西谷選手は一人で戦況を変えられる選手なだけに、個人的には残しておいて欲しかった選手でした。
ともあれ、栃木が選択したのは枝村選手を中盤に入れて締め直し、ヘニキ選手をトップに上げてパワープレーという戦法。
これでキム選手がいた時のように前線へロングボールを入れる戦いが有効になってきました。
ただし水戸も細川選手と宮選手の両センターバックが高さに強く、簡単にはチャンスになりそうにありません。
栃木は自陣から入れていたロングボールを少しでも高い位置で入れようと三宅選手や浜下選手がサイドからクロスを入れるよう動き回りました。
すると後半も後半に入ると栃木が圧倒し始めます。
古波津選手がボランチながら最前線に飛び出してロングボールに競り合ったり、コーナーキックのこぼれ球を大黒選手が狙ったりと、ゴールまであと一歩の場面を何度も作ります。
しかし水戸は粘りに粘ってゴールを死守し、結果無失点で試合をクローズすることに成功しました。
ファイナルスコアは0-3で水戸の勝利となりました。
注目選手
ホーム栃木は三宅海斗選手。
どうやらこの夏にドイツ4部から加入した選手のようです。日本のプロチームは経由せずに海外に渡った選手なのですね。
この試合は豊富な運動量を活かし攻撃の起点となるべく奮闘していました。
ドリブル、ミドルシュートなど良いものを持っていそうな選手です。ただチーム戦術が三宅選手を活かせないような気がします…(これは西谷選手も同じです)。
アウェイ水戸は志知孝明選手。
これまで水戸の試合の記事を書いた試合も目立っていたのですが、満を持しての注目選手コーナーに登場です。
貴重な左利きの左サイドバック、サイズもありゴール感覚も持ち合わせている…こう書いていると失礼ながら夏に移籍話が出なかったことが不思議なくらいです。どうやら左サイドバックは今季からチャレンジしているようで、これまでは攻撃的な選手だったようですね。
この試合もピッチが悪くパス展開は難しかったと思いますが、効果的なオーバーラップを見せて結果トドメの3点目をアシストしています。
このまま左サイドバックとして成長すれば、J1での活躍もそう遠くないような、そんな注目選手です。
まとめ
ダービーらしく、スコアほどの差を感じない熱いゲームでした。
しかし、差を感じなかったのはゲーム内の熱気の話で、サッカーの質は相当な差があるように見えました。栃木としてはロングボールで前線の選手が何とか競り勝ってそれをどうするか、という狙いのようですが、そのサッカーでは今後もかなり厳しいような気がします。
ピッチの状態もあり、そうせざるを得なかったのかどうかまではわかりませんが…
シーズンもこの時期なので割り切って勝点を1でも拾って残留を目指す戦いをしていくしかなさそうです。
西谷選手や三宅選手など、中心に据えたら面白そうな選手を抱えているので、彼らが目立つ試合を見たいですが、まずは今季は残留が最優先ですね。
水戸はさすがの展開で3ゴールを奪って終わってみれば完勝となりました。
長谷部監督に脱帽です。
J1昇格戦線は例年以上に混沌としてきましたね。
水戸もまだまだチャンスがありそうです。
両者立ち位置は違いますが、目指すものは明確です。両チームの今後の健闘を期待します!
コメント
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