プレーオフ圏内を捕えた7位岡山がアウェイ福岡に乗り込みました。
3連勝中と絶好調の岡山は4連勝で上位陣にプレッシャーをかけられるか、が注目の一戦。
2019.9.21
アビスパ福岡 1-1 ファジアーノ岡山
45分:中野誠也
86分:松田力
ゲーム
スターティングメンバー
ホーム福岡は3バック。城後選手をトップに据えて2シャドーという布陣。
対する岡山は4-4-2、今日も強力なFWのイ・ヨンジェがメンバー入りです。
前半
岡山は細かいパスを繋いで主導権を取りにかかります。
福岡もしっかりと守りながらサイドチェンジを入れながら交戦。ただ、福岡はトップの城後選手にボールが入る機会があまりないまま時間が過ぎることとなりました。
24分、鈴木惇選手のパスカットから左の輪湖選手へ展開すると、上がってきたディフェンダーの實藤選手に渡しカットインからミドルシュート。
良い流れでしたが、福岡の前半のシュートはこの一本のみでした。
41分には岡山の上田選手がロブ気味の縦パスを裏へ送ると仲間選手が抜け出し決定機。
これはゴールキーパーセランテス選手と衝突してしまいゴールとはなりませんでした。
しかし前半終了間際に再び岡山のチャンス。
右サイドの関戸選手が左に持ち出し上田選手へパスすると、上田選手は仲間選手へ縦パスを入れます。仲間選手はダイレクトでフリックすると関戸選手が拾い、福岡ディフェンスを一人剥がします。
そのままエリア内に侵入し中野選手へラストパスを入れると、中野選手も一人剥がしゴールキーパーのセランテス選手のタイミングをうまく外したシュートで先制点を奪いました。
前半はアウェイ岡山が1点リードとなりました。
後半
後半も岡山はリズム良い縦パスを通し試合を有利に進めます。
福岡は最後のところで粘り強く守り追加点は許さないものの、相変わらずトップにボールが入らずシュートまで持っていくことができません。
76分、カウンターでイ・ヨンジェ選手がうまいターンを見せ右サイドを単独突破。
2対2のシーンを作り、ゴール前でフリーになった中野選手へクロスが入るものの、シュートはヒットできず、超決定機を活かすことができませんでした。
福岡は82分に城後選手を下げてヤン・ドンヒョン選手を投入。松田選手との2トップとし、トップ下に前川選手と鈴木選手を配置し加藤選手をアンカー気味とすると、福岡が押し込み始めます。
特に加藤選手の配球が良く、サイドチェンジも混ぜて両サイドからチャンスを演出します。
すると86分、加藤選手から浮き球のパスを松田選手に送ると増谷選手に引き倒されてペナルティキックの判定に。
松田選手自身がしっかりと決め、1-1の同点となりました。
試合はこのまま終了、1-1のドローとなりました。
まとめ
岡山はとても良いサッカーをしていました。
上田選手の短い縦パスが何本も通ってリズムを作り、仲間選手が中央に絞ってトップ下から最前線まで顔を出してディフェンスを混乱させて何度もチャンスを作っていました。
監督も試合後インタビューで仰ってましたが、足りなかったのは追加点だけ、そんな試合でした。
ピンチはほとんどありませんでしたし、勝ち点2を失った痛いゲームと言っていいでしょう。
逆に福岡は悪くはなかったもののいかんせん前線にボールが収まらず単発な攻撃となってしまいました。
ただ、終盤の2トップの形はチャンスが作れていましたし、途中出場の石原選手のパフォーマンスも良く、収穫となったのではないでしょうか。
これで残り9試合となりましたが、岡山は自動昇格圏内もまだまだ目指せるでしょう。
福岡は早く残留を決めてしまいたいところでしょうが、差を見るとよほどのことがない限り降格の心配はなさそうかと思います。
両チームの残りの試合に注目です。
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