【J3第26節】ブラウブリッツ秋田vsザスパクサツ群馬

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大型の台風19号の影響で延期になった試合が出た今節。
この試合も開始時間を2時間早め、13時キックオフとなりました。
首位群馬が秋田に乗り込んだこの試合、どのような試合になったでしょうか。

2019.10.12
ブラウブリッツ秋田 2-2 ザスパクサツ群馬
12分:後藤京介
29分: 姫野宥弥
33分:中村亮太
90+3分:林容平

ゲーム

スターティングメンバー

秋田はいつも通りの3-4-2-1のラインナップ。
対するアウェイ群馬はメンバーの関係で4バックとなりました。
FW陣に怪我人が多く、普段ディフェンスラインに入っている久木田選手がFWに入りました。元々FWの選手ですし、問題なくプレーできるかと思います。

秋田vs群馬

前半

秋田はショートパスとサイドチェンジを混ぜて攻め込むスタイル。
立ち上がりは群馬陣地へ攻め込んでおりましたが、先制は群馬となりました。

左サイドでパスを繋いで相手を引きつけたところに、一気に逆サイドへ展開して攻める秋田。
右サイドで受けた沖野選手(だったと思います)がドリブルで突破を仕掛けますが、
ボールを奪われカウンターとなりました。
姫野選手が持ち上がり、左サイドを駆け上がった後藤選手へパス。
後藤選手はペナルティエリア内の加藤選手へ当ててリターンを受けると、そのまま右足ダイレクトでシュートし、ゴールを奪いました。
綺麗なカウンターゴールでした。

12分にゴールを奪った群馬はさらに29分、右サイドでパスを繋ぎ中央の加藤選手へ預けると
加藤選手は姫野選手へボールを落とします。
姫野選手は思い切ってミドルシュートを狙い、シュートは秋田ディフェンスに当たりコースが変わってそのままゴールイン。

2点のリードを許した秋田も反撃。
失点直後の33分、ロングボールを中央で奪い中村選手へスルーパス。
群馬ディフェンスラインが一人サイドに残っており、中村選手はフリーで抜け出します。
ゴールキーパーとの1対1をしっかり決めて1-2としました。
中村選手のワンタッチ目が少し長くなりましたが、きっちりと決めました。

得点の取り合いとなった前半は1-2でアウェイ群馬のリードで折り返しました。

後半

追いつきたい秋田は古田選手を下げて北原選手を投入。攻めのパワーを強化します。

58分、左サイドから久富選手が右足でクロスを入れると中村選手が胸トラップで収め、
切り替えして左足シュート。
強烈なシュートでしたがゴールキーパー吉田選手がファインセーブ。

秋田は江口選手・林選手と次々と投入し同点ゴールを目指します。
群馬は金城選手を投入したあとは80分田村選手、85分に磐瀬選手とディフェンスの選手を投入。

するとアディショナルタイム、フリーキックを得た秋田はセカンドボールからのクロスに久富選手がボレー。
ミートできていなかったシュートは韓選手に渡り韓選手が再シュート。
これも当たり損ねましたが今後は林選手の前に流れ、林選手が押し込みます。
林選手のシュートも当たり損ねていましたがゴールに押し込み同点に追いつきました。

注目選手

ホーム秋田は中村選手。
1ゴールを決めシーズン9ゴール目。ボールの受け方など素晴らしいパフォーマンスでした。
15年にJFLで記録したキャリアハイの10点は軽く超えていきそうです。
登録はミッドフィルダーですが、ストライカーとしてブレークしそうですね。

アウェイ群馬は後藤選手。
昨年YS横浜で活躍し、甲府にステップアップしましたがなかなか出場機会を得られず群馬へレンタルでやってきました。
しかしさすがのハイレベルな技術や戦術眼でさっそく群馬の中心選手として君臨していました。
昇格を狙う群馬には強力な補強となりました。
今後も後藤選手のゲームメイクに注目です。

まとめ

秋田は5試合、秋田は12試合負けなしとなりました。
しかし、昇格を狙う群馬は勝ち点2を失い、2位に入りたい秋田は勝ち点1を積むにとどまる、お互いに痛い試合となってしまいました。

秋田は選手間がワイドに広がっていて、サイドチェンジで相手のスペースでボールを受けて攻めることができていましたが、逆に守備時にプレッシャーをかけにくい状態になっていたと思います。
それもあってか、ディフェンスラインが深く、相手にペナルティエリアへの侵入を許していました。
攻めのメリットと守りのデメリットのバランスを見て試合をコントロールすることが求められますね。

群馬はまだまだ優勝も狙えるポジションですが、秋田の昇格はかなり厳しくなってきました。
秋田は残り全部勝つつもりで戦っていくしかないですね、期待です。
群馬は悲願のJ2復帰に向けて勝ち点3を重ねていきたいですね。次の試合も楽しみです。

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