【J2第36節】V・ファーレン長崎vsジェフユナイテッド千葉

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昇格プレーオフ圏内を目指すホーム長崎は現在10位。
逆にJ2残留を目指す千葉は17位。
それぞれ目標は違うもののお互い勝ち点3を取りたい試合となりました。

2019.10.12
V・ファーレン長崎 0-2 ジェフユナイテッド千葉
69分:堀米勇輝
81分:クレーベ

ゲーム

スターティングメンバー

ホーム長崎は3バックを想定していましたが4バックで臨んでいました。
好調の大竹選手を右サイドへ配置し、秋野選手とカイオセザール選手が中央に、FWは玉田選手と特手ランク1位の呉屋選手。
アウェイ千葉も4バック。クレーベ選手を頂点に工藤選手がその下に入る2トップとなりました。

長崎vs千葉

前半

お互い激しく球際に当たるインテンシティの高いゲームの入りとなりました。
両チームとも中盤で潰し合い、まさに激しいゲームです。

初めの大きなチャンスは32分の長崎。
ゴールキーパー富澤選手から低くて早いキックが大竹選手に入ると、大竹選手は左サイドに流れた呉屋選手へ大きなパス。
パス2本で左サイド奥深くに入り込んだ長崎は、ボールを持った呉屋選手がカバーに来た米倉選手をかわしてエンドラインギリギリをドリブルしエリアに侵入。
少し角度をつけてシュートを狙いますが、ファーポストギリギリをかすめて外れました。

前半はスコアレスで折り返しました。

後半

後半も同じようにテンポの早い展開。
そんな中、千葉は早めに動き60分に矢田選手を下げて堀米選手を投入。
すると直後の61分、右サイドをパス交換で攻め上がると、堀米選手が工藤選手とのワンツーで前を向いてボールを持ちます。
クレーベ選手がニアへ動き空けたファーのスペースへ堀米選手がラストパスを送ると、
為田選手が決定機を迎えますがシュートはゴールキーパー富澤選手がスーパーセーブ。

さらにその直後、左サイドからのクロスを入れると米倉選手がヘッドで際どいシュート。
またも富澤選手がコースを変え、ポストに跳ね返るという決定機となりました。
千葉は大きいチャンスを2度作りながら富澤選手に阻まれるという嫌な流れに。

しかし69分、長崎陣地でボールを失った千葉でしたがすぐのプレスバックでボールを奪い返すと、
左サイドから滞空時間の長いクロスを入れます。
高さに圧倒的な強さを持つクレーベ選手がディフェンスを引き連れてヘディングシュート。
これはポストに当たりますが、跳ね返りを堀米選手が押し込み、ついに千葉が先制。

さらに81分、右コーナーキックをまたもクレーベ選手が押し込み千葉は2点目。
相手ディフェンスに完全にマークにつかれていましたが倒れ込みながらも右足で押し込むスーパープレーでした。

千葉はアウェイながらクリーンシートで完勝。
貴重な勝ち点3を獲得しました。

注目選手

ホーム長崎、凄く悩みましたが秋野選手を推します。
0-0の66分、攻め込んでいるシーンで秋野選手のボールが渡り、ミドルシュートのチャンスシーン。
シュートを撃つ素振りから呉屋選手へラストパスを送りました。
このパスだけでご飯が食べられる…そんなパスでした。
味方の呉屋選手すらもパスを予感できずキチンとトラップできませんでしたが、トラップが決まっていれば長崎に先制点が入っていたことでしょう。

アウェイ千葉も悩みましたが、クレーベ選手ですね。
圧倒的な存在感、強烈な高さ、そして2ゴールと文句のつけようがない活躍ぶり。さすが元セレソン。
次の監督の噂が出た千葉ですが、監督も大事ながらクレーベ選手を来年も残せるか、重要なミッションとなりそうですね。

まとめ

とてもハイレベルなゲームでした。J2中位と下位の試合とは思えない試合となりました。
長崎は痛い敗戦ですが、手倉森監督も仰っていたように、「あと6つ勝つ」ことができればプレーオフラインもまだまだ手に届くところにいると思います。
敗れはしたものの長崎のパフォーマンスは良かったですし、呉屋選手というハイレベルなストライカーもいますので、決して無理な話ではないと思います。

千葉も「なぜこれで残留争い?」というレベルの試合でした。
プレッシャーの強度も高く、なかなかこのプレッシャーをかいくぐって攻めてこられるチームはなさそうに感じました。
残留は問題なく達成できるでしょうから「江尻・千葉」を残り6試合しっかりと見せてもらいたいと思います。

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