【J2第36節】ヴァンフォーレ甲府vs栃木SC

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昇格の為には絶対に勝ち点3を取りたい甲府はホームに残留争い真っ只中の栃木SCを迎えました。
両者目標は違えど、この試合は勝ち点3がマストになる重要な試合となりました。

2019.10.13
ヴァンフォーレ甲府 1-1 栃木SC
8分:大﨑淳矢
88分:アラーノ

ゲーム

スターティングメンバー

ホーム甲府はウタカをトップに据えた3-4-2-1を採用。
宮崎選手がシャドーでリーグ戦初スタメンを飾りました。

アウェイ栃木は4-4-2。
ヘニキ選手をFWで起用し、中盤にはユウリ選手と枝村選手の技巧派で構成しました。

甲府vs栃木

前半

開始早々の8分、榊選手がシュート狙ったこぼれ球を拾った栃木はセカンドボールを拾うと右サイドへ展開。
久富選手がクロスを入れ、中央にいた川田選手がボレー(おそらくシュート)。
ゴール前に流れたボールを大﨑選手が綺麗にボレーで合わせてゴール。
栃木が先制点をゲットします。

その後は完全にホーム甲府のゲームとなりました。
栃木は完全に割り切ってディフェンスに専念。

42分、甲府は波状攻撃を見せると、最後は宮崎選手がペナルティエリアでドリブル突破しシュートを放ちます。
しかしゴールキーパー川田選手がファインセーブで凌ぎました。

前半は栃木の1点リードで折り返します。

後半

後半もほぼすべての時間を甲府が攻めまくります。
しかしなかなか栃木の守備陣を破ることができず。

ディフェンスの武岡選手を下げてフォワードの金園選手を投入、
ボランチ小椋選手を下げてオフェンシブのアラーノ選手を投入と、次々と攻撃的選手を投入する甲府。
しかし栃木のディフェンスが粘り強く対応し得点を許しません。

80分にはウタカがドリブル突破でシュートを狙いますが枠に飛ばず。
このまま守りきられてしまうかと思った88分、小出選手が右サイドから入れたクロスをアラーノ選手がうまく頭で流し込み、ついに甲府が同点に追いつきます。

引き分けでは満足できない甲府はその後も波状攻撃。
しかしゴールキーパー川田選手を中心に栃木は最後まで粘ります。
攻撃に出る余力がない分、守備にすべてを注ぎ、何とかこのままタイムアップ。
甲府は痛い引き分けとなりました。

注目選手

ホーム甲府は終始攻めていたのでなかなか選出が難しいですが、宮崎純真選手。
この時期に高卒ルーキーが初スタメンを飾ったわけですから、相当な期待を感じます。
実際に良いドリブル突破を見せましたし、将来が楽しみな選手です。

アウェイ栃木、こちらも選手が難しいゲーム展開でしたが、榊翔太選手を推したいと思います。
9割以上攻められる展開で、常に全力で前線から相手を追い回す役割をしっかりとこなしました。
マンガ「GIANT KILLING」に出てくる世羅選手のようなタイプに感じました。
もう少しボールが回ってくる役目で仕事をさせてあげたい選手ですね。

まとめ

早い時間にゴールが決まったことによって、栃木は「とにかく守って守って守る、攻めは何も考えない」という形になってしまいました。
それでも守備はかなり集中していて勝利まであと一歩でした。
栃木としてはこの勝ち点1を残留に向けて活かさないとなりません。

対して甲府は痛い引き分けとなりました。
水戸、岡山、徳島がピッタリとついてきていて、さらに上位陣との差をつめたいところでした。
ただ、最後の最後に拾ったこの勝ち点1が最後に大きく効いてきそうな予感がします。
甲府と栃木の今後の戦いに目が離せません。

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