まだプレーオフ決勝が残っている2019シーズン。
J2を中心に見てきた今シーズン、上位カテゴリにステップアップを果たしそうな選手を勝手に紹介してしまおうという記事です。
活躍していても移籍が可能性がなさそうな選手は記載しないつもりです。
もっとゆっくりシーズンオフにやろうと思っていた企画でしたが、もう結構移籍情報が入ってきているので、慌てて書いています。
かなり偏った選出になっていることを自覚しながら、ポジション毎に紹介していきたいと思います!
ゴールキーパー
まずはゴールキーパー編です。
櫛引政敏選手(モンテディオ山形)
今季山形で42試合すべてに出場したまさに守護神。
山形のプレーオフ進出に大きく貢献しました。
的確なポジショニングで抜群の安定感を示しました。
26歳、山形での充実したプレーを見ると移籍の可能性は低いと思いますが、ゴールキーパーという特殊なポジションの為、J1チームで獲得したがるところはあるかもしれません。
村上昌謙(水戸ホーリーホック)
今季レノファ山口からレンタルで水戸に加入した選手。
松井選手の牙城を崩せず、ベンチに座る試合がほとんどでしたが、36節柏戦のスタメンに抜擢されるとスーパーセーブを連発。
41節まで6試合連続でスタメン出場を果たしました。
松井選手が「静」とすると村上選手は「動」。
魅力はなんといっても抜群の反射神経と果敢な飛び出しです。その勢いで最後方からチームをもり立てるプレーヤーです。
レンタルということもあり、山口復帰が既定路線でしょうか。まさかのJ1ステップアップもアリ?
一森純選手(ファジアーノ岡山)
今季はじめはベンチに座る試合が多かった一森選手。金山選手とのハイレベルなレギュラー争いに勝ち9節から岡山のゴールを守りました。
ゴールキーパーの基本的なプレーにとどまらず、ビルドアップへの参加、ロングフィードなど素晴らしいパフォーマンスを見せていました。
*12月13日、ガンバ大阪への移籍が発表…J1引き抜きを予想していたので後追いになってしまい悔しいです
ディフェンダー
柳貴博(モンテディオ山形)
山形の右サイドを支えた柳選手。
豊富な運動量で攻守のキーマンとなっていました。
昇格プレーオフでは怪我で途中交代となってしまいましたが、この選手が万全ならば…と感じた山形サポーターは多かったんじゃないでしょうか。
注目株ですが、FC東京からのレンタルということを考えると、レンタルバックが一番可能性が高いでしょうか。
志知孝明選手(水戸ホーリーホック)
左サイドバックで新境地を拓いた志知選手。
今季水戸に加入すると、それまで攻撃的ポジションだった志知選手は左サイドバックにコンバート。すると激しいアップダウンに鋭いクロスでチャンスを演出。
セットプレーでは直接フリーキックを叩き込み、コーナーキックではターゲットになり、かなりの存在感を示しました。
左サイドバックはかなり貴重な存在です。この1年で価値を上げた志知選手、ステップアップの可能性大です!
柳沢亘選手(FC岐阜)
今季岐阜に加入した大卒ルーキー。
右サイドバックで存在感を示し、スタメンのポジションを掴みました。
タイミングの良いオーバーラップでチャンスを作って岐阜の攻撃を牽引。
クラブはJ3へ降格となりましたので、他のJ2またはJ1クラブへの移籍も可能性がありそうです。
金井洵樹選手(東京武蔵野シティ)
ちょっと番外編、JFLから一人紹介です。
左サイドバックの金井選手ですが、プレースキックも蹴ることができてクロスの質も高い選手です。
志知選手の項目でも書きましたが、左サイドバックはどのクラブも欲しいポジションです。
一気にJ2クラブへの移籍もあるかも?
ミッドフィルダー
前寛之選手(水戸ホーリーホック)
水戸のボランチです。まさにチームの心臓ともいえる働きぶりでした。
最後まで昇格争いを演じた水戸ですが、前選手が出場停止となった37節と38節はチームとしてのパフォーマンスが明らかに落ちてしまいました。
札幌から完全移籍で加入した前選手ですが、長谷部監督が退任した今、獲得に名乗りを上げるクラブは複数ありそうです。
黒川淳史選手(水戸ホーリーホック)
またも水戸の選手の登場です。予算規模の関係で特にターゲットとなりやすいところがクラブとしては泣き所か…
黒川選手は前線のポジションはどこでもこなせるユーティリティプレーヤーです。
上背は大きくないですが、重心の低いドリブルに決定力のあるシュートが武器です。
大宮からのレンタル2年目ということもあり、来季も水戸に所属する可能性は低く、大宮に戻るか他のJ1のクラブへの移籍となるか注目です。
(スペインのアラベス移籍?なんて記事も今年は出ましたね)
奥抜侃志選手(大宮アルディージャ)
育成に定評のある大宮ユース出身の選手です。
今季は主にシャドーポジションを担当し、スピードあふれるドリブルや抜け出しで多くのチャンスを作っていました。
ユース出身ということもあり、クラブへの愛着はあると思いますが、今後のキャリアを考慮した時にJ1への移籍を決断することも考えられます。
もちろん欲しがるクラブもあると思いますし、動向に注目です。
渡井理己選手(徳島ヴォルティス)
徳島の若きアタッカーです。
高卒2年目の今季は中盤以降出場機会を得て、シーズン6ゴールを記録しました。
今季は飛躍の年だったのではと思います。
ポジションを掴みかけている今の状況を考えると、徳島で来季もプレーした方が良さそうですが、上の舞台でも十分やれそうなプレーヤーなのでオファーがあれば移籍も有り得るかもしれません。
フォワード
村田透馬選手(FC岐阜)
サイドでのプレーも可能なスピードあるアタッカーです。
スピードに加え、テクニックも持っている選手なので非常に高い可能性を感じました。
8試合の出場に留まったのでレギュラーとは言い切れませんが高卒のルーキーイヤーということも考慮すれば及第点ではないでしょうか。
ただ、クラブがJ3降格となったことを考えると、他のJ2クラブへの移籍は十分に考えられると思います。
山田寛人選手(FC琉球)
夏にセレッソ大阪から琉球に加入した大型ストライカーです。
大型な選手ながらテクニックがあり非常に将来が楽しみなプレーヤーです。
来季あたりブレークしそうな予感がします。
セレッソ大阪からのレンタル加入なので、復帰が一番の路線かと思いますが、ストライカーが欲しいJ1クラブから誘いがあってもおかしくありません。
上門知樹選手(FC琉球)
今回この企画をするにあたり、一番の注目株だと勝手に思っている選手です。
今季の琉球はセレッソ大阪へ移籍していった鈴木孝司選手のシャドーでプレーをしていましたが、鈴木孝司選手の移籍後はエースとしてチームを引っ張りました。
166cmと小柄ながら強烈なシュートを持ち、今季14ゴール。文句なくエースです。
地元出身の為、クラブとしては最大限慰留するでしょうが、かなりの確率で獲得オファーがあるのではないでしょうか。
まとめ
今は各クラブのサポーターの方にとってはヤキモキする嫌な時期ですね。
上で挙げた選手達の他にも良い選手は目白押しです。
ここのところ移籍金がかかった移籍も活発になりつつありますし、活躍すれば上のリーグでプレーできるというモチベーションにも繋がり好循環ですね。
来季が開幕した時に各チームの陣容がどうなっているのか、注目です!
コメント
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