サウジアラビアに破れた初戦、なかなかグループでの戦い方が整理できていないようでした。
今日は2戦目、シリア戦です。
負けてしまうとグループリーグ敗退が決まりますが、オリンピック本番でメダルを狙うチームとしてはこんなところで終われません、勝利を目指して戦います。
2020.1.12
U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表
9分:バラカト
30分:相馬勇紀
88分:ダリ
ゲーム
スターティングメンバー
日本はシステム変更なしの3-6-1。
サウジ戦から6人変更となりました。中2日という日程から考慮かと思います。
対するシリアはディフェンスラインは4枚ながら、左サイドの18番アルハラク選手が高目の位置を取る変則的なシステムとなりました。
前半
開始早々、日本は相手2人に崩されてしまいます。
日本は数は多いものの相手を潰しきれず、スルーパスを許してしまうと、
9番バラカト選手に抜け出されてシュートまで許します。
シュートはさほど難しくなく大迫選手がセーブしますが、このプレーで与えたコーナーキックからアルナウト選手にヘディングシュートを許します。
シュートは外れますが、アルナウト選手の頭に町田選手の足が上がっており、VARでペナルティキックの判定。
これを決められ、9分で追いかける展開になりました。
シリアは先制点を受けて引いて守りを固めます。
日本の両サイドの選手にサイドの選手がついていき、場面によっては最終ラインに6枚がいるようなシーンもありました。
26分、中央のパスに食野選手がスルーしディフェンスを引き連れるとボールが上田選手に入り、反転してシュートを狙います。
これは枠を外れますが、惜しいシーンでした。
そして30分、日本のロングボールにシリアのゴールキーパーガンナム選手が飛び出してヘッドでクリア。
こぼれ球を拾った日本が無人のゴールを目掛けて攻めますがディフェンスのブロックに遭い、チャンスを掴めず。
しかしさらにそのこぼれ球を拾った相馬選手がミドルシュートを叩き込んで日本が同点に追いつきました。
前半は1-1で折り返します。
後半
後半に入っても試合の展開は日本。
ボランチに入った齊藤未月選手がよく顔を出しボールを散らしていきますが、
大きな決定機を迎えるシーンがないまま時間が過ぎていきます。
67分に食野選手から田川選手へスイッチ。
さらに攻めの選手の交代を準備していたところ、渡辺選手がケガでプレー続行不可。
78分に立田選手へ交代を余儀なくされました。
効果的な攻めができない日本は86分に森島選手に代えて旗手選手を投入。
何とか逆転ゴールを狙って活性化をはかります。
しかし中盤でボールをロストすると、相手のカウンターを受け、途中投入のダリ選手に突破を許します。
センターバックの岡崎選手が完全に振り切られると、日本ディフェンスは数が揃っていたものの誰もカバーに行けず、そのままダリ選手に蹴り込まれゴールを献上。
後がなくなった日本は攻勢に転じます。
91分に旗手選手、93分に橋岡選手がシュートを放ちますが、ゴールキーパーにセーブされゴールならず。
このままビハインドを跳ね返せず、1-2で敗戦となりました。
まとめ
2連敗でなんとグループリーグでの敗退が決まりました。
この日のシリアはとてもレベルが高いとは言えず、あの相手を崩せずに試合を終えてしまったことに非常に危機感を感じます。
また踏ん張りきれないディフェンスも不安ですね。
失点シーンも、守備への切り替えが遅くカバーもしきれませんでした。
サウジ戦でも記載しましたが、攻めも守りも決め事・戦術が見えないことが非常に不安です。
繰り返しになりますが、シリアはお世辞にも強い相手ではありませんでした。
海外組がほとんど招集できていないということもありますが、それにしても戦い方が見えなすぎではないかと思います。
もう本番まで時間もありません、監督交代などテコ入れが必要かと思います。
次は最終戦となってしまったカタール戦です。
通常ならオリンピック出場を逃す結果ですから、意地でもひとつ勝たないと帰ってこられません。絶対に勝ちましょう！
コメント