連敗でグループリーグ敗退が決まった日本代表。
1勝もできずに帰れないので、意地でも勝ちたいカタール戦です。
カタールは勝つしかトーナメント進出はない為、激しく来ることは確実です。
そういう意味でも面白い試合が予想されます。
2020.1.15
U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表
73分:小川航基
79分:アルアフラク
ゲーム
スターティングメンバー
日本はシステムは変わらずの3-6-1。
右サイドで出場していた橋岡選手が3バックの一角に入りました。
その右サイドには相馬選手が入り、1トップには小川選手となりました。
対するカタールは3-5-2。前半は5-3-2に近い形でした。
あまりサイドの選手は高い位置を取らず10番と7番の前線2枚で攻める形となりました。
前半
両チームとも堅いゲームの入りとなりました。
特にカタールは5バックでしっかりと守備を固めてきました。
両チーム通じて初シュートは22分の日本のシーン。
右サイドの相馬選手が上げたクロスをファーでフリーになっていた杉岡選手が
インサイドボレーでゴールを狙います。
これは枠へ飛ばすことができませんでした。
カタールは33分、左サイド深く切り込むと、戻しながら中央でワンツーパスを通し
最後は15番アブドゥルサラム選手がシュートを放ちます。
これは勢いなくゴールキーパー正面。
44分、日本はフリーキックの流れで跳ね返りを拾った相馬選手がロビングパス。
カタールディフェンスの裏に田中駿汰選手が抜け出しトラップまで完璧でしたが
シュートを枠に飛ばせず。最大の決定機でした。
そして前半アディショナルタイムに事件発生。
VARの判定から、タックルにいった田中碧選手にレッドカードが提示されます。
ボールにタックルにいっておりましたが、その後の足の裏が相手選手の足に入ったという判定だったのでしょうか。
これで残り45分を日本は1人少ない状態で戦うこととなりました。
後半
退場した田中碧選手のポジションを埋める為、旗手選手を下げて齊藤未月選手を投入。
左サイドの杉岡選手を最終ラインに下げ、4-4-1で臨みました。
55分、カタールは左サイド深くへ切り込み、中央へ折り返すとゴール正面でシュートを狙いますが、大きく上へ外します。
勝たないとトーナメント進出がなくなるカタールは68分に2人投入し攻めを厚くします。
そのカタールを尻目に、先制点を奪ったのは日本でした。
73分、左サイドからボールを受けたフォワードの小川航基選手、
バイタルエリアから思い切ってミドルシュートを放つと、逆モーションになったゴールキーパーのかすめてゴールイン。
今大会初めての先制点を奪います。
いよいよ攻める必要が出てきたカタールは遠目からのシュートを積極的に狙います。
76分、左ハーフスペースでボールを受けたマジード選手がドリブル突破を仕掛けると
齊藤未月選手が引っ掛けて倒してしまいペナルティキックの判定。
VAR交信も行っていましたが判定変わらず。
3試合連続でペナルティキックを取られるという珍しい展開となりましたが
これをしっかり決められて同点に追いつかれてしまいました。
勝利が必要なカタールは89分のコーナーキックでチャンスを作ります。
ニアで合わせてファーへ流しますが誰も触れず。
日本は大ピンチを凌ぎました。
ゲームはこのまま1-1で終了となりました。
まとめ
日本は1分2敗で未勝利のまま大会を終えることとなりました。
オリンピック本番前の最後の公式戦で結果を出せず、かなり心配です…
ただ、このゲームはいろいろと一筋縄ではいかないことが起こり、
結果をそのまま受け取るのは危険ですね。
レッドカードが正しいのか、ペナルティキックが正しいのかは検証が必要だと思います。
最後は意地のようなものを見せてくれましたし、良い方向へ向かうと信じましょう。
それと、個人的な好みにもなりますが、4バックの方が良いような気がしましたね。
あと、レッドカードの判定の時、森保監督には是非抗議をしてもらいたかった…
パフォーマンスでもいいので、あそこで監督が抗議してくれないと
選手としては少し残念に思うのではないかと…
最後までチームの戦い方は見えませんでしたし、このままで良いのかは疑問です。
対してカタールですが、3位で日本とともにグループリーグ敗退。
アジアカップファイナリストの2チームがグループリーグ敗退という波乱(?)に。
カタールは東京オリンピック出場を逃すこととなりました。
ちょっとモヤモヤしたものは残りますが、本大会で結果が出れば何も言うことはありません。
日本代表の躍進に期待します!
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