【2020 J2第4節】アルビレックス新潟vs松本山雅

サッカー
スポンサーリンク

前節ホームで金沢に3-5と大敗してしまった新潟が、甲府とホームでドローとなった松本を迎えたゲームです。新潟は連続してのホームゲームとなりました。

2020年7月11日
アルビレックス新潟 1-0 松本山雅
33分:田上大地

新潟vs松本 ゲーム展開

新潟は5失点してしまった前節からどう守備を立て直せるかが気になるポイントでしたが、結果として松本を相手に得点を与えずに完封勝利となりました。

33分の右コーナーキックからファーサイドの舞行龍選手が胸で落とし、フリーになった田上選手が豪快に蹴り込んで新潟が先制点を奪うと、これが決勝点となりました。
松本は最後まで同点ゴールを狙いましたがゴールを奪えず、今季初黒星となってしまいました。

アルビレックス新潟

新潟スターティングメンバー

新潟のスターティングは上のように4-4-2です。
ドリブル突破が得意な本間選手を右に、島田選手をボランチに起用しペドロ・マンジー選手を初先発させるというメンバーになりました。

攻撃を引っ張る本間選手と渡邉新太選手は両サイドハーフながらお互いに絞って中央でパス交換をしチャンスを作っていました。
そして前線には献身的に動くファビオ選手が構え相手ゴールを狙います。
マンジー選手もシュートシーンがありましたが特徴が理解できる前にベンチに下がってしまい残念でした。もうちょっと見たかったんですが仕方ないですね。

特に渡邉新太選手は、マンジー選手が交代しロメロフランク選手が入るとフォワードの位置にポジションを替え、終盤までプレスに突破に運動量豊富に動いていました。間違いなく今季の新潟のキーパーソンですね。

さて、課題の守備についてですが、松本のシャドーと3列目の選手の飛び出しにやや手を焼いているように見えましたが、ゴールキーパー藤田選手のカバーを中心に粘り強く守備を構築していました。これまで見たJ2の他のクラブと比べると、少し最前線と最終ラインの幅が広くスペースができているように見えるシーンもありましたが、最終ラインと中盤の4枚の2ラインは堅く閉められていて、前節のような大崩れはなさそうに感じました。
前節5失点の借りを返すように、舞行龍選手と田上選手のディフェンス陣で決勝点を奪ったことも良かったですね。特に田上選手は、左サイドバックに入りながら終盤に早川選手がサイドに入るとセンターバックに入るというマルチぶりを発揮しました。

新潟としてはとても大きなホームでの勝利となりましたね。

松本山雅

松本スターティングメンバー

松本は3-6-1のシステムです。ただ、両サイドの鈴木雄斗選手と高木選手が低い位置を取ることが多く5バック気味でしたね。そのため、5-4-1の方がしっくりくるかもしれません。

松本は前線の阪野選手から全員が前からボールを追いかけ、新潟の選手に対しプレッシャーをかけ続けました。実際に何度か高い位置でボールを引っ掛け、ショートカウンターを出す場面を見受けられました。

前半はセルジーニョ選手と杉本選手が新潟のディフェンスラインの裏を取ってチャンスを作り、後半はセルジーニョ選手が3列目の選手にスルーパスを通してチャンスを作るというシーンが見られ、どこかで得点できていれば…と思わざるを得ません。
特に53分のパス交換のシーン、右サイドでボールテンポよく回し新潟ディフェンスを広げ、阪野選手が裏を取った場面、慌てて絞った右サイドバックの新井選手に倒されてしまいましたが(ファールなし)、一番の良いシーンでした。

最後は服部選手を前線に上げてパワープレーを見せましたが、最後まで得点を奪うことはできませんでした。
一番の感想としては、ストロングな個を持っている鈴木雄斗選手をもう少し前に置いた方が迫力が出るのでは、というところです。シャドーの選手ともう少し絡めるように、守備のタスクを減らして上げた方が良さそうに見えました。

次節の予定

勝利した新潟はアウェイで町田戦です。町田も勝利を収めていますので、勢いを持ってぶつかってくることが予想されます。

対する松本はアウェイで水戸戦です。水戸は前々節と前節で戦い方を変えてきており、松本戦にどのように挑んでくるか、こちらも注目です。

いずれもミッドウィークに行われるゲーム、いよいよ連戦となります。コンディション調整が重要になりそうです。熱戦に期待です。

コメント