【2020 J1第6節】ベガルタ仙台vs川崎フロンターレ

サッカー
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4連勝中の首位川崎が仙台に乗り込むアウェイゲーム。
迎え討つ仙台は前節2点リードから追いつかれてしまった嫌な流れを、首位を破って断ち切りたいところ。
注目の一戦はミッドウィーク19時半キックオフ!

2020年7月22日
ベガルタ仙台 2-3 川崎フロンターレ
30分:長沢駿
38分:道渕諒平
58分:小林悠
59分:山根視来
68分:小林悠

仙台vs川崎 ゲーム展開

ホーム仙台は30分、右サイドからジャーメイン良選手が切り込んで出したパスがディフェンスに当たり良いところに転がると、長沢選手がダイレクトで蹴り込んで先制しました。

さらに38分にはカウンターから最後は道渕選手がミドルシュートを叩き込み、2点目をゲット。

最高の形でゲームを折り返した仙台ですが、後半は川崎の攻勢に押し込まれます。
ハーフタイムで2人交代した川崎が58分、交代出場の旗手選手のクロスに同じく交代出場の小林悠選手が頭で合わせてゴール。

直後には山根選手がインターセプトからそのままゴール前に飛び出し、小林悠選手からのワンツーパスを受け取りシュートを決め、あっという間に同点に。

そして68分に大島選手のクロスから小林悠選手がジャンピングボレーを綺麗に沈め、ついに川崎がゲームをひっくり返すことに成功。

川崎が圧巻の逆転勝利で5連勝で首位キープ。仙台は2試合連続で2点リードを守り切れませんでした。

ベガルタ仙台

仙台スターティングメンバー

仙台は4-3-3のシステムでゲームに臨みました。
ゴールキーパーはスウォビィク選手。ここのところゴールを守っていた小畑選手はベンチスタートとなりました。

攻撃時は両サイドのフォワードが攻めに加わりますが、守備時は中盤まで下がり4-5-1でブロックを形成しました。

仙台はワントップの長沢選手から全員で守備をするスタイルで、先制点もその守備から生まれました。
川崎の横パスを長沢選手が足を伸ばしてカットすると、ショートカウンターを発動しボールは右サイドへ。ジャーメイン良選手が4人に囲まれながらドリブルで突っ掛けラストパスを入れ、長沢選手がゴールへ叩き込みました。

追加点も奪うことができた仙台、きっかけは守備時の長沢選手のヘディングからでした。守備に攻撃に長沢駿選手がヘッドで勝つシーンが多く、チームを助けていましたね。

2点リードした仙台はさらにディフェンスを固めます。
しかし、後半からはほぼ防戦一方となり、特に両サイドの交代選手に苦しめられることとなります。
できるだけ2点差で時計を進めたかったところでしたが、1失点目が少し早かったのが痛かったですね。あっという間に同点に追いつかれ、川崎の圧力に自陣から出ることも難しくなってしまいました。前述の長沢選手も運動量の低下もありボールを収めることも難しくなりました。ただこれは責めることはできません、前半からかなりチェイスしていましたので仕方ないと思います。
その後はフレッシュな攻撃の選手を投入するもボールが渡らず残念ながら追いつくチャンスを作ることは出来ませんでした。

前節札幌戦も2点リードを守れず勝ちきれなかったですが、今回はひっくり返されてしまいました。
木山監督も試合後に語っていたように、今はチャレンジしている時だと思いますので、結果が出始めるまでもう少し時間がかかりそうですね。

川崎フロンターレ

川崎スターティングメンバー

仙台同様、1アンカーの4-3-3の布陣でゲームに入った川崎です。

鬼木監督も試合後のインタビューでお話されていた通り、前半は少し相手を見てしまったように感じます。仙台の守備ブロックを割っていくまではたどり着きませんでした。

しかし川崎は本当に強かったです。
前半終了間際に怪我の長谷川選手に代わって入った三笘薫選手、後半頭から入った旗手選手の両ウイングはリーグ屈指でした。あの突破はなかなか止められないと思います。

そして旗手選手と同じタイミングで投入された小林悠選手も違いを見せてくれました。とにかくシュートが巧く、そのバリエーションも多岐に渡り、チームを引っ張りました。
反撃の1点目、決勝点の3点目を自身で決め、同点ゴールをアシスト、全ゴールに絡む活躍で文句なしのマン・オブ・ザ・マッチでしょう。

そして家長選手も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
後半から右ウイングのポジションを旗手選手に譲り、自身はインサイドハーフからトップ下のようなポジションに移って攻撃を牽引。キープ力やパス展開などで仙台の守備陣を切り崩していました。

攻撃の手を緩めないことで、特に後半はほぼハーフコートでゲームを進め、仙台に反撃の隙きを与えることなくはありませんでした。

これで5連勝となった川崎。心配事としては怪我で下がった長谷川選手の状態くらいじゃないでしょうか。まだまだ快進撃は続きそうです。

次節の予定

敗れた仙台はアウェイで柏との対戦です。今季2勝目を柏相手に挙げられれば勢いに乗れそうですし、大事なゲームとなりそうです。

そして首位川崎はホームで湘南との神奈川ダービー。
この日の前半は鬼木監督がまさに鬼のような顔をしていましたが、次のゲームは90分通して落ち着いて見ていられる展開を目指したいところですね。

まだまだポイント差は密集しているリーグ戦、今後の展開が楽しみです。

コメント

  1. […] […]