大詰めのJ2リーグ、残すところあと2試合となりました。
ホーム岡山はプレーオフ圏内まであと勝ち点2差、アウェイ横浜は自動昇格圏内の2位という両チームの対戦。横浜は3位大宮と勝ち点で並んでおり、両チームとも勝ち点3が欲しい対戦となりました。
2019.11.16
ファジアーノ岡山 0-1 横浜FC
24分:松尾佑介
ゲーム
スターティングメンバー
ホーム岡山はここまでベースとなっている4-4-2。
前節欠場した仲間選手がベンチに戻りました。
アウェイ横浜は前節とまったく同じスターティングイレブンとなりました。
前半
立ち上がり40秒で横浜がチャンスを作ります。
右サイドからのクロスを皆川選手がシュート。枠を外しますがいきなりのオープニングシュートとなりました。
両チームとも激しくプレッシャーをかけ合い激しい展開となりますが、横浜がペースを握りゲームを進めます。
24分、横浜はディフェンスラインから右サイドへロングパスを送ると、岡山左サイドバックの増谷選手がトラップでボールをカットします。しかしそのトラップが大きくなってしまい、横浜北爪選手がボールをかっさらうと、そのままカットインし松尾選手へラストパス。松尾選手が放ったファーサイドに巻いたシュートは、ゴールキーパー一森選手がギリギリ届かないコースへ飛びゴールイン。大事な試合で先制したのは横浜でした。
前回の横浜の記事で注目選手に挙げた松尾選手が素晴らしいゴールを決めました。
その後は岡山がペースを握り返します。
32分にはコーナーキックから赤嶺選手がヘッドで際どいシュートを放ちます。
横浜も粘り強く守りゴールを許さず、前半は0-1、アウェイ横浜がリードして折り返しとなりました。
後半
追いつきたい岡山は後半ペースを上げます。
50分、左サイドのハーフスペースの縦パスをワンタッチでサイドに展開すると、流れるように選手が上がっており綺麗に低いクロスをエリア内に入れます。
赤嶺選手がシュートを放ちますが、ゴールキーパーの南選手がセーブで立ちはだかりました。
さらにその流れで得たコーナーキックをまたも赤嶺選手がヘッドで狙いますが、これも南選手が素晴らしいセーブ。流れを岡山へ渡しません。
61分、岡山は満を持してエース仲間選手をピッチへ投入。
その直後のコーナーキックで赤嶺選手(?)が押し込もうとしますが、佐藤選手がゴールライン上でクリア。目の離せない場面が続きました。
ここまで押し込まれる展開となった後半の横浜ですが、67分にカウンターを仕掛けます。
中山選手がボールを受けると一気に攻め上がります。全体的に自陣に押し込められていた為、中山選手のサポートはほとんどありませんでしたが、中山選手は単騎突破。シュートまで持ち込みます。
際どいシュートでしたが一森選手がスーパーセーブ。
掴んでいた流れを渡さない素晴らしいセーブでした。
その後も上田選手を中心に攻めてくる岡山の攻撃を凌いだ横浜は、84分に中村俊輔選手を下げて田代選手を投入。逃げ切りを狙います。
89分、右サイドからアーリークロスを放り込んだ岡山、ゴール前でイ・ヨンジェ選手がヘッドで狙いますがこれはポストに阻まれてしまいます。
するとここで万事休す。
横浜がアウェイで貴重な勝ち点3を獲得しました。
注目選手
ホーム岡山からは関戸健二選手。
大卒から岡山一筋8年目、中央を担当することが多かったのですが、中盤のサイドで新たな価値を生み出しています。得点こそないものの、好調岡山を支えている選手の一人です。
アウェイ横浜は田所諒選手をピックアップ。
今年で引退を発表した田所選手。大卒から7シーズンを過ごした岡山で、残り1分とは言え大事な選手の締めで起用されました。今季3試合の出場にとどまっておりましたが、ここで起用してくるあたり下平監督の大胆さ、それに応える田所選手、見応え十分のシーンでした。忘れられないゲームとなったことでしょう。
まとめ
ホーム岡山は痛すぎる敗戦となりました。第41節のすべてのゲームが終了し9位。プレーオフの6位とは勝ち点差3で残り1試合で追いつける差ではありますが、得失点差を考えると終戦と言って差し支えないと思います。
最終戦はアウェイ水戸。来季に繋げる為にも今季集大成を見せて欲しいところです。
対する横浜は貴重な勝ち点3をゲット。大宮がドローで終わった為、単独2位となりました。ホームで戦える最終戦で愛媛を迎え、勝利さえすれば昇格を果たせます。非常に安定した戦いを見せており、順当に勝利を掴みそうなイメージがあります。イバ選手やレアンドロ・ドミンゲス選手をベンチに置いたままでこの迫力は強みです。
今節で柏レイソルの優勝&昇格が決定!柏レイソルの皆さんおめでとうございます!
来週の最終戦は、どこか関東近郊のゲームを見に行こうかと思います。残り1節楽しみにしたいと思います!
コメント