2020年9月4日、漫画が原作の「さよなら私のクラマー」が映画化・アニメ化されることが発表されました!
数少ない私が購入している漫画なので、とっても嬉しいです!
毎回新刊を買っては涙しています。。。
というわけで、「さよなら私のクラマー」がどんなお話なのか、見どころをご紹介したいと思います!
さよなら私のクラマー ストーリー
サッカーをテーマにした物語ですが、サッカーはサッカーでも女子サッカーが舞台の物語です。女子サッカーを取り巻く環境について希望を見出だせない中、それでもサッカーが好きで、純粋にサッカーを追求している女の子のお話です。
この純粋さがキーワードです。
とにかく登場人物がみんな純粋でその想いに胸を打たれます…
「さよなら私のクラマー」の舞台は女子サッカーと書きましたが、登場人物は高校生です。つまり高校女子サッカーが主な舞台となります。
実は「さよなら私のクラマー」の前日譚として、「さよならフットボール」というストーリーがあります。これは中学時代のお話です。
どうやら映画化されるのが中学時代の「さよならフットボール」、アニメ化が「さよなら私のクラマー」となるようです。
2020年9月現在、単行本は12巻まで発売されていますが、今のところは関東圏の高校同士の対戦が描かれています。先のストーリーでは全国の強豪校と対戦するお話なんかもあるかもしれませんね。
主人公が通っている高校は埼玉県(蕨青南高校)で、千葉県や東京都の強豪校と試合を重ねていき、自身のプレーの技術はもちろん、チームメイトとの信頼や戦術理解などを深めていくストーリーとなっています。
さよならフットボール
登場人物などを紹介する前に、前日譚の「さよならフットボール」について簡単に書いておきます。
中学時代のお話と紹介しましたが、主人公の恩田希は通っている中学に女子サッカー部がなく、男子サッカー部に入り男子と一緒に練習する日々を送ります。
テクニックに優れた彼女が、段々と体が大きくなる男子相手に通用しなくなっていきます。男女間のフィジカル面の差、サッカー市場自体の差などに悩みます。そして最大の問題、公式戦に出られない問題についても悩みを深めるお話です。
登場人物
次に、とても魅力的な登場人物についてご紹介します。
それぞれの登場人物がそれぞれに譲れないものやサッカーへの矜持があり絡み合っていく様が、サッカーだけじゃなく人間模様としても見どころのひとつです。
そして、それぞれが名ゼリフを残すんです…
グッとくるセリフも合わせてご紹介します!
蕨青南高校
主人公が通う高校です。ワラビーズとバカにされる弱小高校でしたが、主人公達の年代に個性の強い選手たちが入学してきて、いろいろな苦難に立ち向かい成長していきます。
周防すみれ
主人公(?)です。ハテナがついてるのは、みんな主役になっていて誰が主人公なのかわからないからです。ストーリーは周防から始まっているので、主役なんだと思います。
彼女はウイングプレーヤーで縦の突破は誰にも止められません。中学時代はチームメイトに恵まれず、しかも自身も無愛想ということで孤立、無名選手のままでした。そんな彼女もワラビーズで頼もしいチームメイトに出会い、心を開いていくところが見どころです。
名言「私はあんた達と出会ってから ずっとフットボールをしているよ」
曽志崎緑
中学時代はU-15日本代表にも選出された中盤のプレーヤーです。
周防と同じ地区の中学だったため、周防はこの曽志崎のチームに阻まれ続け無名のままで終わります。
「無名にした責任を感じて(曽志崎)」、周防を誘って同じチームでプレーしようとしますが、周防がまさかの弱小ワラビーズを選択、それに付き合う形で弱小チームに日本代表クラスの選手が入ることとなりました。*私の”推し”です。
名言「私があんたにパスを出すよ 私と一緒にやろう」
恩田希
「さよならフットボール」の主人公です。小さい頃からボールを蹴り、とてつもないテクニックを身に着けています。男子サッカー部に混じって練習し、コンプレックスとなったフィジカルトレーニングも積んでプレーヤーとして大きく成長していきます。ただ天才肌でムラがあるところが玉にキズ…
周防同様、中学時代にチームメイトに恵まれなかった彼女ですが、同じ志の仲間を得てチームプレーの楽しさを感じていきます。
名言「私から目 離すなよ!」
越前佐和
恩田の中学時代からのクラスメート。中学時代は男子サッカー部のマネージャーを務めていました。高校に入り楽しそうにサッカーをする恩田を見て、自分もプレーヤーになりたいとサッカーを始めます。ほぼ初心者ですが、監督に見いだされた光るプレーで、限定的な使われ方ですがゲームにも絡んでいくようになります。
名言「私は 私にしかなれない フットボーラーになりたい」
田勢恵梨子
恩田達のひとつ上の先輩。2年生。
3年生達が辞めてしまい、バラバラになりそうなチームをなんとかまとめて引っ張ってきた選手。弱小チームの事情によりいろんなポジションを務めてきた苦労人です。
個人的には、報われて欲しい選手一番手です。
名言「私はみんなとサッカーがしたい!だから勝とう!もっとサッカーをしよう!」
深津吾朗
通称クマ。蕨青南高校女子サッカー部監督。
いろいろなことがあって、無気力で指導もロクにしてこなかった深津監督でしたが、サッカーに関しての見る目や技術は本物で、恩田達の純粋さに打たれ再びサッカーへの情熱を取り戻していきます。戦術家です。
名言「(女子サッカー文化を定着させるには)もっとも重要なことは 裾野を広げることだ」
能見奈緒子
元日本代表ストライカー。引退し、卒業校である蕨青南高校のコーチに。
感覚的なプレーヤーだったため、ロジカルに指導ができないという弱点アリ。ただ、恵まれない女子サッカーの環境の中で第一線で活躍してきた実績で選手たちの信頼は厚く、対戦相手の選手にも度々写真撮影を頼まれるほどのレジェンド。
深津監督との掛け合いが面白い、憎めないコーチです。
名言(迷言?)「んなもんポーンときたボールを ヨッと受けてドンと蹴ればいいだけじゃん」
他にもたくさんご紹介したいところですが、長くなるのでこのあたりにします。チームメイトだけじゃなく、対戦相手も個性豊かなキャラクターばっかりです。
まとめ こんな人に見て欲しい
いかがでしたでしょうか。
青春サッカーストーリーではありますが、様々な葛藤を乗り越えて成長する人間ドラマでもあります!冒頭にも書いた通り、毎回涙が出るシーンがあり、最高の青春ドラマです。
サッカーの戦術やプレーシーンも非常に魅力的に描かれており、サッカー好きの方も大満足だと思います!
ストイコビッチやジョージ・ベスト、エリック・カントナなど往年の名選手の名前もところどころに出てきて、オールドファンも楽しめる作品になっています。
(プレーシーンはアニメや映画になった時にどう描かれるかは多少心配ですが…)
青春ドラマやサッカーが好きな方に、「さよなら私のクラマー」が届きますように!!
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