久しぶりのサッカーの投稿、21年は初回投稿になります!
J3は第11節、勝ち点で並ぶ2位対3位の上位対決となりました岐阜-宮崎。
宮崎はJ3昇格初年度で3位につけているという好発進。
勝った方が首位富山をかわして暫定首位になるという一戦となりました。
2021年6月12日
FC岐阜 3-1 テゲバジャーロ宮崎
21分:舩津徹也
23分:川西翔太
45+3分:藤岡浩介
64分:川西翔太
岐阜vs宮崎 ゲーム展開
岐阜の前線3枚を中心に攻勢を強める岐阜、21分に左サイドを綺麗に崩すと、ファーサイドの舩津選手がダイビングヘッドで押し込んで先制。
直後の23分にはまたも左サイドからピンポイントのクロスを川西選手が流し込んであっという間に追加点をゲット。
2点ビハインドの宮崎は前半終了間際のコーナーキックをショートではじめ、ニアに走り込んだ藤岡選手が流し込んで1点を返します。
後半も宮崎がビハインドを取り返そうと攻めに転じるがゴールを奪えず、逆にコーナーキックから川西選手が押し込んで岐阜は大きな3点目を奪いました。
宮崎はその2点差を跳ね返せず、岐阜がホームで大きな勝利を挙げました。
これで富山を抜いて岐阜が首位に浮上しました。
FC岐阜
岐阜は川西選手、柏木選手、吉濱選手の前線3枚がスキルフルで宮崎を押し込んでいきました。
さらに両サイドは、舩津選手がダイナミックに上下運動をし、橋本選手は精度の高いクロスを放り込むというレベルの高い攻撃を展開しました。
21分には左サイド深くから橋本選手が下げたボールを吉濱選手がダイレクトでクロス、ファーサイドで舩津選手がダイビングヘッドでゴールに叩き込み先制。
試合後のインタビューでも語っていましたが、クロス時の逆サイドが緩くなるという宮崎の弱点をスカウティングしていた結果のようです。
直後、またも左サイドから、今度は橋本選手が自身でクロス、先制点と違いゴール前には川西選手しかいませんでしたがその川西選手にドンピシャ。あっという間の追加点となりました。
クロスの精度、フィニッシュの精度ともに高レベルのゴールでした。
結果としてこの2点目が大きかったですね。
2点取ってからは割と引いてブロックを作り、宮崎の攻めを受ける展開となりました。
しかししっかり受けて最後まで崩れず、逆にワンチャンスのセットプレーを追加点につなげて完璧な試合運び。横綱相撲となりました。
前述の攻撃3枚ですが、38分に見せたシーンがとても良かったです。
中央から右サイド寄りでボールを受けた柏木選手。
左サイドから右サイドにかけて前線に川西選手がななめに動き出すと、その左サイドのディフェンスを引き連れ広大なスペースを作り出します。
そのスペースを吉濱選手が使うと、さすがの柏木選手はそこを見逃さずにラストパス。
吉濱選手はオシャレはループシュートを狙うという一連のシーンはさすがでした。
このまま岐阜は快走を続けそうですね!
注目選手ですが、ちょっと悩みました。
前線の3選手は注目選手には今さら感がありますし、どうしようかなと…
なので、今回は以前の記事でも挙げさせてもらった、村田透馬選手を再度挙げたいと思います。
交代で入ってからもスキルを見せて何度も突破をしていました。
実はもっと早くステップアップをすると思っていた選手です。今年は前線に強力なライバルがいますので、なんとか出場機会を勝ち取って成長してもらいたいですね。
テゲバジャーロ宮崎
絶好調の宮崎、昇格初年度ながら3位。
初めて見る宮崎は4-4-2、知っている選手は福島にいた前田選手だけ。しかも前田選手はサイドバックだったはずなのにボランチで出場ということでビックリ。
ゴールキーパー植田選手を含めたディフェンスラインでボールを回し、前線に早いボールを入れていくスタイルでした。アタッキングサードまで持ち込むと細かいパス交換で崩していくという面白いサッカーをしていました。
前述の通り、岐阜に2点を先行されてゲームプランが難しくなってしまった感じです。
岐阜が引いたこともあって宮崎がボールを持って攻め込む展開が続き、もうちょっとでこじ開けられそうなところまで持っていきますが、最後がなかなか合わず。
ずるずると時間が過ぎてしまう展開かと思いましたが、前半終了間際のコーナーキックで変化をつけてゴールを奪うことに成功。藤岡選手の点での合わせは素晴らしかったです。
後半はずっと攻める展開に持ち込んでいましたが、センターバック藤武選手が怪我で交代になったところ、大畑選手が入ったところを岐阜に狡猾に狙われてしまいました。
直後のコーナーキックでエアポケットになったところで川西選手に合わせられ3失点目。
本当に後半はこれだけでしたね、それだけに残念でした。
とはいえ、攻撃も迫力を見せていましたし、複数失点が今季初との事で守備は安定しているでしょうから、今後も上位戦線に絡んでいけそうです。J初挑戦の2021シーズン、楽しみにしています!
注目選手は、前田椋介選手はもちろんですが、ゴールキーパーの植田峻佑選手を推します!
33歳、JFLや地域リーグを渡り歩いた植田選手。大変申し訳ないことに今日まで存じ上げませんでした。しかし、ディフェンスラインの間に入りボールをさばき、確実にフリーな見方にパスをつける姿、ベテランならではの味を感じました。3失点はしましたが、とても良いパフォーマンスだったと思います。
まとめ
上位対決はホームの岐阜が制し、暫定首位に浮上。
福島・宮崎と上位対決を連続で取ってますので、勢いが出るでしょうね。
しばらく上位を快走しそうです。
対する宮崎、初の複数失点で敗戦となってしまいました。
しかしシンプルな攻撃や粘り強い守備、上位を窺うに十分だと思いました。
次のホーム讃岐戦は大事ですね!
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