約4ヶ月振りに再開されたJ2、再開初戦は北関東ダービーをチェック！
昇格してきた群馬は開幕戦を0-3で、水戸は1-2で落としていますので、早めに勝ち点を取りたいチーム同士の対戦となりました。
2020年6月27日
ザスパクサツ群馬 1-3 水戸ホーリーホック
34分:中山仁斗
71分:中山仁斗
85分:ンドカボニフェイス
88分:進昂平
群馬vs水戸 ゲーム展開
34分に右コーナーキックを得た水戸。左足インスイングでの低い弾道のボールがすり抜けてきて中央の中山選手へ届くと、フリーになった中山選手はヘッドで押し込み、先制点を奪います。
さらに後半に入り71分にも中山選手が追加点を奪います。中央で細かく繋いで最後は数いるディフェンスを前に強引にシュートを放ち、ゴールキーパー清水選手の指先をかすめるグラウンダーのシュート。ストライカーらしいゴールでした。
そして87分には、またも右コーナーキックからンドカ選手がヘディングで完璧に合わせて3点目。
群馬は88分にスローインから進選手が決めて1点を返します。ディフェンスの前からのシュートでゴールキーパーとしてはブラインドになったかもしれません。
1-3でアウェイ水戸が今季初勝利を挙げました。
ザスパクサツ群馬
奥野監督率いる群馬は4-4-2スタート。メンバーを見ると結構豪華ですよね。中央の宮阪選手と内田選手のコンビは強力です。右サイドバックに入った岩上選手も経験のある選手ですし、バランスの取れたチームに仕上がった印象です。
群馬としては、林選手を中心にして加藤選手をサポート、という形を狙っていたと思いますが、林選手にほとんどボールが入りませんでした。
狙い、というか、良いシーンが出始めたのは進選手が交代で入った74分以降でした。進選手はトップに入り加藤選手を左サイドに配置すると直後にパス交換から水戸ゴールへ迫ります。
そして終了間際に左サイドからのスローインから崩してゴールも決めましたし、もうちょっと早めの投入を見たかったところです。
YS横浜から新加入の進昂平選手、今後もゴールを量産してくれそうですね。
この試合で触れないわけにはいかない清水慶記選手。
4～5点は防いだのではないでしょうか。特に31分の中山選手のヘディングシュートを止めたセービングはブリリアントでした。
3失点しましたが、どれもゴールキーパーとしてはノーチャンスでしたね。群馬としては守護神の負担を少しでも軽減できるように守備陣形の構築が必要になると思います。
水戸ホーリーホック
水戸も群馬同様4-4-2で臨みます。このゲームは水戸の良いところがたくさん出ました。ゲームはほとんど水戸が支配していましたし、危険なシーンはほぼありませんでした。逆に攻撃では相手ゴールキーパーの清水選手の好守がなければまだまだゴールが取れたんじゃないか、という展開でした。
水戸はディフェンスラインを高く保ち、中盤でのプレッシャーの強度を高くしていました。DAZNでの佐藤悠介さんの解説の言葉を借りれば「群馬の選手は相当圧力を感じていると思う」という表現がピッタリなのではないでしょうか。群馬としては高いLINEの裏を狙いたかったんでしょうが、ボールの出どころをプレッシャーで抑えていたので、ほとんどそういうボールはありませんでした。
このハイライン、特にセンターバックの細川選手は36歳ですし、後ろの広大なスペースをケアするのはキツいでしょうね…感服です。
中盤では山田選手と安東選手のコンビが強烈でした。まったくリズムを相手に渡さず、木村選手のゲームメイクに松崎選手のドリブル突破、とてもバランスの取れた中盤でした。
そして中山仁斗選手。新加入でキャプテンを務める中山選手、素晴らしい動き出しや高い決定力を見せ、エースとして君臨しました。
群馬の項目でも触れましたが、31分のヘディングシュート、完璧な動き出しでした。右サイドのパス交換からのクロスボールに対し、ディフェンスから逃げて完璧にフリーになりました。シュートも良かったんですが、清水選手が良過ぎたので仕方ないですね。2ゴール、エースにふさわしい活躍でした。
途中出場の山口選手もコーナーキックで完璧なボールを見せていましたし、新加入のピットブル選手、新人の住吉選手を投入してデビューさせられたことも収穫でした。最後の失点がなければ100点満点のゲームでした。
次節の予定
次節、群馬は7/4(土)19時からアウェイで大宮戦です。大宮は連勝していますし、厳しい戦いになりそうですが、このままズルズルいかない為にも何とか勝点をもぎ取りたいところです。
対して水戸は7/4(土)19時からホームで千葉戦。連勝なるか、見どころの多いゲームになりそうです。
次節の両チームに期待！
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