以前、まったくの個人的な趣味で、バンドのスーパーカーの記事をアップしました。
音楽のカテゴリまで作りながらスーパーカーしかアップしていなかったのですが、ありがたいことにたくさんの方にご覧いただく記事となりました。
いよいよ”音楽”カテゴリの第2弾!
the pillows
の登場です!
伝説のバンド、ついに記事にしちゃいます。
私の青春と共に在る、そしていい中年になった今も共に在る、そんな貴重な貴重なバンドです。
この記事も、ファンの方に届くといいなぁ。
*だいぶ長い記事になってしまいましたので、お時間に限りのあるかたは下の目次を開いてジャンプしてください。
the pillows
the pillows(ピロウズ)はジャンルとしてはロックになると思います。
私はあまり音楽の詳しいことはわからず、楽器も弾けなければ楽譜も読めませんので専門的なことは書けませんが、Wikiなどによるとロックの中でもオルタナティヴ・ロックという位置づけになるようです。
ロックとはいえ、キャッチーなメロディーが特徴でとても聴きやすい曲が多いバンドです。
1989年に結成、1991年にメジャーデビューし2021年の今年も現役で活動しています。メジャーデビューから30年、すごいですね。
私は1996年、忘れもしないNHK-FMのミュージック・スクエアという番組で、パーソナリティの中村貴子さんが「8thシングル TRIP DANCER」を紹介していたのを偶然聞いてハマりました!
前述のWikiによると、活動は第一期~第四期まで分けられ、現在の多くのリスナーは第三期(1996年6月~2012年の一時活動休止前まで)からピロウズを認知したようです。私が知った時期も第三期です
メンバー
そんなthe pillowsのメンバーは3人。
まずはヴォーカルとギターの山中さわお。元はコインロッカー・ベイビーズというバンドを組んでいたようですが、その後ピロウズを結成します。ピロウズは、さわおさんのヴォーカルなしには語れません。そしてピロウズの多くの曲はさわおさんの作詞作曲です。
ギター担当の真鍋吉明。どうやら、さわおさんのギターがあまりうまくなく?、ギターとして真鍋さんが加入したとか。さわおさんのヴォーカル同様、真鍋さんのギターなくしてピロウズはありえません。
そしてドラムの佐藤シンイチロウ。他の2人は北海道出身ですが、シンイチロウさんは茨城県出身です。多岐に渡ってバンド活動をされていたようで、現在もピロウズの他にTheピーズというバンドでも活動中です。でもやっぱりシンイチロウさんはピロウズですね!
余談ですが、大ヒットアニメのけいおん!では、作者の方がピロウズ好きなのか、「山中さわ子」や「真鍋和」など、ピロウズメンバーの名前をもじったキャラクターが登場しています。
楽曲紹介
30年という活動の歴史から、かなりの楽曲があります。
少し絞るために、前述の第三期の中から個人的に好きな曲をピックアップし、勝手にランキングしてみました。
あれもこれも、といううちにいつの間にか30曲もピックアップ(やりすぎ)してしまいました。
もちろんこれ以外もみんな良い曲なので聞いてみてくださいね!
30位~21位
30位
TRIAL
2012年発売のアルバムタイトル曲です。
爽快なギターサウンドでとてもカッコ良く仕上がっています。
29位
カーニバル
1999年発売のシングルカット曲。
イントロのギター(ベース?)音がカッコよく、歌詞も素敵です。
社会人になった年なのですが、新人時代会社の近くのレコード屋で買って帰ったのが良い思い出です。
28位
Rosy Head
2004年発売のアルバム「GOOD DREAMS」に収録されています。
痛快なギターサウンドでとてもノリの良い楽曲です。最後のワン!・ツー!がとにかく最高!
27位
その未来は今
2004年に発売された21枚目のシングル楽曲。
こちらも疾走感あふれる楽曲ですが、歌詞もとても良い感じです。
「時間は無限じゃない」「平穏に付け狙われそう」なかなか出てこないフレーズですよね。ピロウズは歌詞も良いんです!
26位
GOOD DREAMS
28位のRosy Headが収録されているアルバムのタイトル曲です。
このアルバムには対になる「BAD DREAMS」というインストゥルメンタル楽曲も収録されています。自分の夢ってなんだったっけな…と思い起こさせてくれる、そんな一曲です。
25位
BOAT HOUSE
2007年発売のアルバム「Wake up! Wake up! Wake up!」収録の楽曲です。
無人島についてきてくれた人へのラブソング、とても素敵な曲です。
シングルカットでも良いのでは…と思うくらいの楽曲です。
24位
インスタント ミュージック
1998年発売のシングルカット曲。
メッセージ性の高い楽曲となっています。
「カロリーオフならハッピー ココロの栄養失調は OK」
なかなか書けない詞ですよね。
PVも色んな意味でインパクトありです笑
23位
傷跡の囁き 誰もいないパラダイス
2003年発表の名盤「PENALTY LIFE」のラストに収録されている楽曲です。(実はシークレットでその後にも曲が入ってますが)
これはとても切ない詞が特徴です。僕のため息が手紙になる、とか言葉がただの音のように、などとてもセンスを感じる歌詞に、ミディアムテンポの曲がついていて最高な楽曲です。
22位
like a lovesong
1998年発売の名盤「LITTLE BUSTERS」収録。
とてもテンポよく心地よいサウンドに乗ったラブソング。爽やかな一曲です。
21位
Revival
ピロウズに珍しく英詞の楽曲です。
英語はわからないので詞の内容は理解できていませんが、とにかくギターサウンドがカッコいいです。サビの、スペルを歌っているところが最高です!
20位~11位
いよいよトップ20です。
さすがに多すぎかなと少し後悔しています。
20位
Tokyo Bambi
2008年発表の27枚目シングル。
いたずら好きな女の子がイメージできるような楽曲です。
まさにバンビ。
明日がどんな日なのか知りたくない、その通りです。
19位
確かめに行こう
1999年発表のこちらも名盤「RUNNERS HIGH」の締めに収録されている楽曲です。
周りを理解できない苦悩のようなものが表現されている詞で、周りの期待はわかっているものの自分を曲げてそれに応えることはできない、そんな葛藤を感じます。
歳を重ね、今改めて聴くと、「アスファルトはまだ あの頃の 僕を覚えてるか 太陽がもっと 高く まぶしく感じた 毎日を」の詞で涙が出そうになります。
18位
ストレンジカメレオン
ピロウズの代表曲です。
もっと上の順位を想定された方もおられるかもしれませんね。もう本当に名曲。第三期に変換した際の楽曲です。ひとつ前のシングルカット「Tiny Boat」があまりヒットせず、やりたいことをやる、音楽シーンへの遺書のような意味合いで発表した曲とのこと。
自分自身は、まわりの色に馴染めない「できそこないのカメレオン」。
当時、おつきあいをしていた彼女は少し遠方に住んでいたので、会った時に好きな曲をいくつかカセットテープに入れてあげていたのですが、この曲をいれたところ、ヒット曲しか聞かない人でしたがハマってくれたのを覚えています。
17位
サード アイ
2005年発表のシングルカット曲。
長男が産まれる直前の発表曲だったので個人的にとてもよく覚えています。
曲調はロックサウンド、イントロのギターがとてもカッコいいです。
また、詞で描かれる「三番目の目」というフレーズにとてもマッチして良い楽曲です。
16位
Funny Bunny
1999年発表の「HAPPY BIVOUAC」に収録。
アニメ「SKET DANCE」で使用されました。
とてもキャッチーなメロディーに、「君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで走ってきた」という素敵な詞が乗った傑作です。
15位
RUNNERS HIGH
1999年にリリースされたアルバムのタイトル曲。これもまた代表曲ですね。
ライブで最高に盛り上がる一曲です。
ずっと走り続けているピロウズ自身を歌った楽曲なのかな、と勝手に解釈しています。
14位
パトリシア
第二期最後のシングル、「Tiny Boat」のカップリング曲が初登場ですが、1998年に発表した「LITTLE BUSTERS」に再録されています。
私は再録の方で初めて触れましたが、とても素敵なラブソングになっています。「君となら全部幸せ」ということで、私の結婚式でも使わせていただきました。
13位
ハイブリッド レインボウ
とても衝撃を受けた楽曲です。
1997年発売のシングルですが、発売日に購入して自宅で聴いたときのことを覚えています。詞・メロディともに最高です。世間に馴染めない自分自身の叫びのような詞、同じく叫びのようなメロディが特徴の代表曲です。「ピロウズといえば」でこの曲を挙げる方もいるのではないでしょうか。
12位
ターミナル・ヘヴンズ・ロック
2003年発売のシングルカット曲です。
イントロがまたとってもカッコいい!そして聴きやすいメロディ、最高の一曲です。
サビ終わりの「フゥーッ!」がまた最高にカッコいい!
11位
スケアクロウ
2007年発売のシングルカット曲です。
スローなテンポながら力強いギターがカッコいいです。
そして「夢の向こうまで 僕は旅を続けるつもりだよ キミを連れて」この詞がまた最高…もう最高とかカッコいいとかしか書いてませんが、とにかくカッコいい。
10位~4位
さぁついにトップ10に入ってきました。
かなり個人的なトップ10、もう少しおつきあいください。
10位
LITTLE BUSTERS
名曲 of 名曲。まさにこれぞピロウズ。
ピロウズファンをバスターズと呼んでおり、ライブでも必ず盛り上がる曲です。
元気がなくなったときに聴くと元気がもらえます…
9位
TRIP DANCER
とても思い出深い楽曲です。
冒頭でも触れましたが、私がピロウズを知ったきっかけになった曲。
当時学生だった私は、21時からNHK-FMを聞きながら勉強したりゲームをしたりすることがライフワークになっていました。
そんな時に聴こえてきたこの一曲に心奪われ、約25年…
この曲を外すことはできません。生涯ずっと大事な一曲です。
8位
MY FOOT
9位のTRIP DANCERをべた褒めしてしまったので、その上の順位の曲を褒め称える語彙力がもうありませんが、この曲も最高(そればっかり)なんです。
メロディもとっても良いんですが、詞の「誘われないのに断るセリフを覚えて」この部分がとっても刺さりました。
仕事でうまくいかないとき、元気が欲しいときに聴く曲です。
7位
Thank you, my twilight
2002年発売のアルバムタイトル曲。
これはまた音が最高にカッコいい!ギターサウンドをずっと聴いていられる、そんな楽曲です。
そして詞も「Life is beautiful 僕のルーレット 回り続けてる」、このセンスあふれる言い回し。もう虜ですね。
6位
Please Mr. Lostman
9位 TRIP DANCER が収録されているアルバムタイトル曲です。
TRIP DANCERを聴いて衝撃を受け、「絶対アルバムを買うぞ!」と意気込んで買ったアルバム。当時は行きつけのCDショップにはピロウズのコーナーがなかったので、しっかり予約して買いました。
「年をとってからも聴きたい」そう思った曲ですが、約25年経った今も変わらず聴き続けている名曲です。
ねじ曲がった時代なんて関係ない 僕らは出会った それが全てだろう
5位
Blues Drive Monster
1998年発売のアルバム「LITTLE BUSTERS」収録曲です。
爽快な音楽に乗せた詞が最高です。特に出だしですね。
「メガネに貼りついてるように どこを見ても 変わりばえしないこの景色 今日も退屈でがっかり 皆いったいどんなシステムで 感情をコントロールしてるんだ 気が狂いそうで泣きだした僕がまともなんだよ」
こんな詞、書けます?共感しまくりです。
4位
この世の果てまで
2001年発売のアルバム「Smile」収録曲です。
それ以外にもトリビュートアルバムやベストアルバムにも複数収録されており、人気がある曲であることがうかがえますね。
この曲も、メロディが最高なのは言うまでもなく、詞がまた最高に良いんですよね。
「昨日までのキミを 苦しめたもの全て この世の果てまで 投げ捨てに行こう」
これも我が家のヘビロテです。
3位
ついにトップ3です!
3位!
Kim deal
1999年発売のアルバム「HAPPY BIVOUAC」収録曲です。
Kim dealのタイトルの意味は未だにわかっていないんですが、これも曲と詞が最高なんです。ラブソングなんですが、疾走感があって爽やかなラブソングです。ピロウズもラブソングはいくつかあるんですが、疾走感・爽快感あふれる曲が多いのが特徴ですね。
この曲はアルバムを手に入れて初めて聴いたときに衝撃が走ったのを覚えてます。
2位
さぁいよいよですね。
2位
I know you
2003年発表のアルバム「PENALTY LIFE」に収録された楽曲です。
これも Kim deal 同様、疾走感あふれるラブソングです。もうとにかく大好き。
「いつかキミが捨てた 前人未到の宝島へのチケットは ちゃんと拾っておいたんだ だって嘘みたいなことも キミなら叶えそうだぜ」
こんなカッコいいこと言ってみたい!
1位!
栄えある第1位!ここまでおつきあいいただきありがとうございます!!
彼女は今日、
1997年発売のアルバム「Please Mr. Lostman」に収録、その後シングルカットされた楽曲です。これも切ないラブソングです。トップ3はすべてラブソングになりましたね。
「僕には見せないその笑顔は 何て美しく可憐なんだ」
おそらく、どこかで見かけた人を好きになって、その人は自分を認識していない、というシチュエーションなんでしょうね。当時近所のスーパーでバイトをしている子が気になっていて、この曲がオーバーラップしたのを覚えています。淡い思い出ですね。そんな思い出込みで堂々の第1位!!
番外編
第三期の楽曲からランキングを作成しましたが、実は他にも2曲ほど大好きな楽曲があります。
第三期中の2004年に発表したセルフカバー「TURN BACK」に収録されている2曲です。セルフカバーということもあり、楽曲自体は第二期以前のものなのでランキングにはいれずにいました。
LIBERTY
ライブで演奏していた(らしい)楽曲で、この TURN BACK で初の音源化。このCDを買って聴いたときに衝撃を受けました。イントロのホーンは真鍋さんの打ち込みだそうですが、まったく打ち込みであることがわからないほどの演奏、そしてビートあふれるヴォーカル、とにかく最高の一曲です。
Tiny Boat
TURN BACK からもう一曲。
第二期ラストのシングルカット曲ですが、再録されたものが収録されています。これはピロウズらしくない?ラブソングなんですが、かなりロマンティックな詞に仕上がっています。私はどうしてもこの再録した方の Tiny Boat を自身の披露宴に使いたく、知名度そっちのけで入場曲に利用させていただきました。学生時代の友人は私のピロウズ好きを知っているので問題ありませんでしたが、同僚や妻側の参列者は誰もこの曲を知らなかったでしょう…でも、結婚式にピッタリな詞なので、是非聴いてみていただければ。
思わず8,000文字の長文となってしまいました。
長々と、ダラダラと書いてしまった記事、おつきあいいただきありがとうございました。
the pillows への熱い思いと、バンド・楽曲の素晴らしさが少しでも伝われば嬉しいです!
みんなもBUSTERSになろう!!
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