地域チャンピオンズリーグは同会場で1日に2試合が予定されているため、弘前vs京都を見たそのまま、次の栃木vs十勝のゲームも観戦しました。
栃木は地元、しかも栃木ウーヴァ時代にはJFLに所属していたこともあり、JFL復帰を目指した戦いです。初戦に弘前に勝利しており、連勝してファイナルラウンド進出を近づけたいところです。
対する十勝は4年連続5回目の地域チャンピオンズリーグ挑戦。まだ一度もファイナルラウンドへ進出できていません。栃木同様に初戦を勝利しており、このゲームに勝って優位に立ちたい、そんなゲームとなりました。
2020年11月7日
栃木シティ 2-0 北海道十勝スカイアース
18分:大島嵩弘
54分:岡庭裕貴
栃木vs十勝 ゲーム展開
J経験者の多い栃木が押し込む展開となりました。
18分、コーナーキックから髙地選手が少し蹴り出し、近くにいた岡庭選手(だと思います)がクロスを入れると、大島選手がダイビングヘッドで叩き込んで栃木が先制。
後半に入っても栃木が攻め込むと、54分にはクロスのセカンドボールを拾った岡庭選手が左足で蹴り込んで2点目をゲット。
このまま栃木が勝ちきり、1次ラウンド連勝となりました。
栃木シティ
栃木のシステムは4-4-2。J経験者がズラッと並びました。あちらこちらに知っている選手ばかり…これは強いに決まってる、という布陣です。
前半からペースを握った栃木は18分に先制します。
コーナーキックからのクロスボールが、競った増田選手を超えて大島選手へ届くと、ダイビングヘッドで豪快に叩き込んでゴール!
その後も藤田選手と山村選手の強力2トップへロングボールを織り交ぜてボールをつけて、十勝イレブンを押し込んでいきました。
特に髙地選手がうまくボールを散らし、左サイドの田中輝希選手と鈴木隆雅選手のコンビをうまく使って攻撃を組み立てていました。
しかし、後半立ち上がりにその髙地選手が接触プレーで怪我。
メディカルスタッフが診る前に、チームメイトが駆け寄って×を出していたので、割と重傷なのでしょうか…
栃木としては痛い交代でしたが、代わって出てくる選手も元Jリーガー古波津選手。
髙地選手不在を感じさせません。
そして直後の54分、右サイドのスローインからクロスボールがファーサイドに送られ、そのセカンドボールを岡庭選手が豪快に蹴り込んで追加点をゲット。かなり優位にゲームを展開できるようになりました。
その後は十勝の攻撃を完全にシャットアウトし危なげなく勝利。
1次ラウンド突破を大きく引き寄せました。
北海道十勝スカイアース
十勝のシステムも4-4-2に見えました。
開始から栃木のプレッシャーに攻め入ることができずに時間が過ぎると、18分に失点、その後も押し込まれる展開が続きました。
しかし、前半も終盤に差し掛かると、堀河選手が最終ラインまで落ちてボールを受け、サイドを中心にボールを展開し反撃に出ます。
なんとかアタッキングサードまでボールを運びますが、栃木の守備陣を崩すまでには至らず。
結果論ですが、前半のこの時間帯にゴールを奪えなかったことが大きくのしかかってしまいました。
後半に入るとまた栃木の攻勢を受ける展開に。
試合巧者の栃木は追加点を奪いながら時間を進め、十勝としては苦しい展開を強いられてしまいました。
73分に山下選手と中山選手を投入、特に中山選手をトップ中央に置きターゲットとして放り込む作戦に出ます。
しかしなかなかボールが合わず。
最大のチャンスは78分のコーナーキックから、こぼれ球を工藤選手?がダイレクトで狙ったシュートでした。惜しくも僅かにそれてゴールならず。
ゲームは栃木の厚い壁を破れず、0-2で敗戦となりました。
まだ1位またはワイルドカードのチャンスが残っていますので、翌日の弘前とのゲームが大一番となりそうです。
敗れた十勝、個人的には右サイドバックに入った池田選手が気になりました。自分で持ち出したりカットインで中に入っていったり、守備でも栃木攻撃陣にしつこくついていくなど持ち味を出していたと思います。要チェックの選手ですね!
次節の予定
勝利した栃木は連敗の京都と対戦します。ドローで1位が確定する状態のため、かなり優位な状態で試合に臨めることは間違いなさそうです。
特に3日間で3試合の過密日程なので、少しターンオーバーも考慮できそうですね。
対する十勝は1勝1敗同士の弘前との対戦。お互いに勝利は京都から1-0、敗戦は栃木から0-2とスコアも同じ。1位は栃木に譲っても、ワイルドカードを考えると絶対に勝ち点を6にしておきたい両チーム。これは本当に激戦になると思います。北の2チームの対戦が熱いです!
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